飲食店経営の固定概念をぶち破りイノベーションを起こした居酒屋 【烏森百薬】

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烏森百薬

新橋のSLから徒歩1分、烏森神社の参道にある居酒屋 烏森百薬。

普通の居酒屋とは異なる仕掛けを散りばめたお店となっています。
このお店のコンセプトが斬新で、飲食店業界にイノベーションを起こしたと言われています。

斬新なコンセプトは大きく2点あります。

斬新なコンセプト

①お酒はキュレーターである酒屋さんにキュレーションしてもらう

酒屋さんは、お店のコンセプトに合わせてお酒を提案するのが一般的ですが、烏森百薬はお店のコンセプトがないお店を売りにしているため、お酒選びは全て酒屋さんにお願いしています。

最後のジャッジだけ自らが行います。

②料理は全国各地の美味しいお店から商品ごと買う

料理の素人が一から唐揚げの研究をしてもお客さんのためにならない。
料理人のこともリスペクトしている。

一般的に、
飲食店は売り上げが上がると嬉しいが、
その分、仕込みが増えて忙しい。
悲しい。

この矛盾を切り崩すために、
商品ごと買えば仕込みが減る。
ネット注文で仕込みが完了する。
というわけです。

商品選びの基準


①調理がない
②仕込みがない
③包丁を使わない
④廃棄がない
気負いがない

気負いがないとは、毎日食べても飽きない定番商品をなるべく選ぶということです。

秋元康さんのエピソード

秋元康さんのエピソードが烏森百薬に似ていて面白いと、以前堀江貴文さんがおっしゃっていました。
秋元さんが通っていた、あるスナックでのお話です。

スナック最強説

日替わりで出てくるメニューが毎回美味しいお店がありました。
気になって厨房をのぞいてみると、
そこにあったのは電子レンジだけでした。

スーパーのお惣菜をチンして出していただけだったのです。

なので毎回出てくるメニューが違ったのです。
そのお店は、おばちゃん1人で切り盛りしていましたが、仕込みと調理が無いので人件費の削減にもなっています。

まとめ

日本にはまだまだ理屈ではなく、感覚的な古いしきたりや時代にそぐわない風習があります。法律や既得権益の壁を越え、変えて行かなければこれからの日本の未来は見えて来ないようです。

つまり、烏森百薬が行った固定概念を理論と合理化により破る能力は、これからの時代、必須能力となってくるということです。

おわり。